金光、寿老人を祀る(医王山 金光寺)
令和2年8月19日。
梅雨が明けました!と嬉しげに言ったのはいつだったか、
それを忘れるほどに、ずーーーーっと晴れが続いています。
雨が微塵も降りません。天候のバランスが偏りすぎているぞ!!
と空にツッコミを入れたくなるほどです。
地元の方は「これだけ晴れが続くと畑がダメになってしまう」と
言っていたので、人が生きるためには晴れも雨もどちらも大切なんだなと思いました。
”眩しい朝にWOW WOW CHANCE!”と鼻歌で歌いながら
眩しい朝日が差し込む時間に、とあるお寺に立ち寄ってきました。
その紹介です。
TOPIC No.94
「医王山 金光寺」
「医王山 金光寺」は、天正2年(1574年)開山。
伊豆半島で最も古いお寺とのことです。
元々は、元町港の近くにあったようですが、昭和23年(1948年)の元町大火で被害を受け、今の場所に至ります。
このお寺では樹木葬を行っています。
ふと、筆者の両親族の墓があるお寺の宗派はなんだろう…?と思い調べてみました。
残念ながら、曹洞宗ではありませんでしたが、宗派にこだわりは無いので、全く気にしません。
ではまず山門から見ていきましょう!
奥には本院が見えますね。
これら金光寺境内に立ち並ぶ石仏群は、
安永6(1780)年に建立された六体の観音像をはじめ、
勝軍地蔵や、島内随一を誇る五輪塔があります。
また、赤いずきんを被った六地蔵や、赤穂義士の一人、間瀬九太夫の遺子定八の礼拝墓が現存しているとのことです。
そして、寺院には七福神の一柱「寿老人」が祀られています。
(曹洞宗ナビ様から画像をお借りしました http://sotozen-navi.com/detail/article_130235_2.html#art7 )
※朝早く行き過ぎて寿老人には会えていません。お昼くらいに訪れたらよかったです…反省。
ちなみに寿老人(じゅろうじん)=福禄寿。
こちらの方が多くの方が耳にした名前かもしれませんね。
”長寿”の福を授ける神様です。
思いがけず、大島最古のお寺に立ち寄ることができてよかったです。
…
……
………ん?
大島で七福神巡りができるって…!?
これは残り6つも巡るしかない!!!
また新たな目標が一つできたので、いつもより有意義な旅となりました。
やはり自分の足で歩いて探して調べるって面白いですね~
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金光寺はコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
(早起きってなんか良いですね。)
弘法、暑さ盛りの渚にて(弘法浜)
令和2年8月18日。
8月16日は、伊豆大島の最高気温が35.9℃となり、
観測史上初の猛暑日(最高気温が35.0℃以上の日を指します)
を記録したとのこと。
どおりで暑かったわけですね~
昔から島に住む方々もだいぶ驚いていました…!
オーキド博士も思わず、「そうりゃそうじゃ!」って言っちゃいますね。
さて、今回の記事では
大島に数あるビーチのうちのひとつを紹介!🏖
TOPIC No.93
「弘法浜」
元町港からそう遠くはないところに位置する浜辺がこの「弘法浜」です。
由来は調べても出てこないのですが、きっと「弘法大師」に由来する何かが推測しますが、確たる情報が見当たら
ないので、今度調べてみようと思います。
弘法浜
海水浴の季節は島で一番にぎわう遊泳場です。大島の溶岩である玄武岩が細かく砕けて黒い砂になりました。
晴れた日には沖に伊豆半島、富士山が見え、青い海と白い波と黒い砂が織り成す眺めは、素晴らしいの一言です。
車を停車させて、ちょっと散策。
浜の駐車場には画像のとおり、多くの車が駐車しており、
今日も賑わいを見せていました。
海のシーズン以外はここ、ガラッガラで一台も停まっていないんですよ!?
こういうの見るだけで、夏!!!!って感じますよね~
(Base Ball Bear風に言うなら「夏ってる」ってやつ)
サンダルに入り込む石ころや砂がめちゃくちゃ熱い!!!
熱いんですこれ!熱砂です。拷問かと思った。
ちゃんと足裏のやけど対策はしてから浜辺に向かいましょうね…
(最近ケガとかやけどしてばっかりで満身創痍です😢)
やけどしながらも、なんとか波の来るところまで到着しました。
波は冷たくて気持ちいいですね!快適です。音も静かで癒されました。
つかの間の休息です。
弘法浜の一画には、溶岩が海に入りながらゴツゴツと固まった場所が存在します。
潮の満ち引きで、潮溜まりになる箇所が何か所もあるので、岩場の生き物観察などには最適な場所だと思います。
実際に…
この岩場以外でもたくさんのカニを見ることができました。
捕まえて観察すれば、子どもの自由研究等にもなってよいのではないでしょうか?
子連れの皆様、ここはどうぞ弘法浜にお越しください!笑
そうそう、弘法浜の近くにはサンセットプールというプールもあります。
海が荒れているときなどはこちらで安全に遊ぶのが良いかもしれませんね!
今年の弘法浜・サンセットプールは8月23日(日)まで開放しています!水分補給をしっかりとり楽しくあそびましょう♪
時間:午前9時から午後4時まで
除菌作業について詳細は、大島町facebookよりご確認ください。https://t.co/oOyMW598b9#伊豆大島 #サンセットプール #弘法浜 #プール pic.twitter.com/CT9fCYqCxc— 大島町役場観光課【公式】 (@oshima_kankou) 2020年8月11日
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弘法浜はコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― ダイヤレディー「レディーマーメイド」
吉谷、噴火は神の仕業?(吉谷神社)
令和2年8月17日。
お盆休みが終わり、いつもどおりの平日がやってきました。
更新が滞りましたが、一応生きています。
今日の記事では、またひとつ神社を紹介します。⛩
TOPIC No.92
「吉谷神社」
元町地区にある「吉谷神社」。
読みは”よしたに”…ではなく、”よしや”です。
郵便局や役場のある、メインロードからほど近い場所にあります。
ご覧のとおり、案内版が出ていました。
案内版の矢印に従って路地裏に進むと、
鳥居が現れました。一本道が違うだけで雰囲気変わりますね。
この神社はどんな神社なのでしょうか。
例のごとく、説明看板を読んでみます。
吉谷神社
「吉谷神社の正月祭」で奉納される「神子舞」は、七ツ祝を終えた十歳ぐらいの男児が女装をし、右手に鈴、左手に白幣を持って舞うもので、昭和三十三年東京都無形民俗文化財として、指定されている。
祭神は大山祗命、三原大明神である。三原山が燃えて、夜空を赤くそめる光景は美しく、神秘的でさえある。しかし火山が一度活動を始めると、溶岩が遠近に飛び、岩漿が流れて、総てのものを焼きつくす、人力の如何ともし為し得ない天変地異は古来、屡々島民を著しく畏怖(いふ)せしめた。人々は之を神業として受けとめ、吉谷の地に神殿を建立して、拝所としたのが本神社の濫觴(らんしょう)である。
この神社所蔵の木像「観世音菩薩」は平安後期の作で、他の六体の木像および「天文二十一年薬師供養法木札」とともに東京都有形文化財に指定されている。
昔からよくある、天災を神の仕業だと恐れ、神様を祀る。という流れですね。
祭神の「大山祗命(おおやまつみのみこと)」は山を司る神様だそうです。
一方、「三原大明神」とは、おそらくではありますが、イコール「阿治古命(あじこのみこと)」。歴史の流れからするに、もともと阿治古命の祀られた神社が噴火によって遷座したため、三原大明神として別に祀られることになった。つまり同一の神様であると思われます。
いずれにしても、大島のシンボルである御神火三原山に対して拝礼をするための神社と言えるでしょう。
説明が少々長くなりましたが、あとは景色の写真をざっと載せておきます。
わ!見返してみたらなんだかちょっと神々しい写真になってますね。
社殿にもお参りしてきました。
さほど広くはない神社ですが、この社殿の奥にそびえるのが、三原山。
よくよく考えると、参拝時に向く方向が自然と山の方向になっているんですよね。
神社の建立に当たっては、基礎的なことらしいですが、改めて気づくと興味深い話だなと思わされます。
最初の説明看板にもありましたが、正月祭があるみたいですね。
あと4ヶ月ほどで新年ですが、その頃にはお祭りができますかね~?
上記のリンクの説明によれば、
以前は毎年行われていた祭礼も現在は祭礼担当の役員で実施するかどうかを協議して決めている。
とあるので、今回はやらないのかなぁ…
もし開催するのであれば行ってみたいと思います。
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吉谷神社はコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― Berryz工房「本気ボンバー!」
露天、湯に浸かり悦に浸り(三原山温泉 風流露天風呂(大島温泉ホテル))
令和2年8月16日。
お盆休みという名の夏休みも最終日。
いよいよ、といった具合で気合を入れないといけないなと、そう感じています。
月曜からいきなりガス欠ってのも恥ずかしいですからね~
さて、今日は温泉の紹介!
大島には結構温泉あるんですよ~?
TOPIC No.91
「三原山温泉 風流露天風呂(大島温泉ホテル)」
「伊豆大島の温泉は?」と聞いたら真っ先に名前が挙がるこの温泉。
それが大島温泉ホテルにある、「三原山温泉 風流露天風呂」です。♨
大島の中心にそびえる三原山(御神火)に位置し、海抜約500mの標高から
自然を一望できるようになっています。これが絶景なんです!
三原山に登る道路を進んでいきます。
ここまで来るのにだいぶ時間がかかります。
それだけ上に登ってきたということですね~
大島温泉ホテルと書かれていますが、年季が入っていますね。
1959年創業ならそれくらいの貫禄があってもおかしくない。
無事に受付を済ませていざ大浴場へ。
ちなみに料金ですが、通常は大人800円・小人400円です。
ただ、島民であれば半額の400円だ!わぁおトク!!
日帰り客の入浴時間は6:00~9:00・13:00~21:00です。
昼頃に誤っていかないように!入れないので注意です。
また、6:00~9:00の間であれば、朝食付きのプランがあります。
(※東京夜発の大型船が就航する日のみ)
大人2,100円・小人1,700円と、食事代は1,300円プラスなのですが、
これだけの多くの品数、豪華さ!納得の値段ですよね。
わざわざ泊まらすとも、これだけ食べに行くのもありかもしれない。
少し話がそれました。
地下に降りて引き続き大浴場を目指します。
至るところに「男」って書かれてますね。ここまで書かれていたら日本人も外国人も間違えようがないですね、親切!!
更衣室も非常に綺麗です。ごちゃごちゃせずにシンプルな構成なのが良い!
ホームページからお借りしてきましたが、筆者が入浴した日は、この男湯と女湯は逆でした。もしかすると週や月によって交換しているのかもしれません。
だとするともう片方の露天風呂にも行ってみたいなって思います。
ちなみに…
泉質:泉質単純温泉(無色透明)
効能:神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり
うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え性・疲労回復・健康増進
地下約300mの深さから汲み上げているそうです。すごい距離!
いやー体が心から温まりました!もう最高!!
夏でも涼しい風が吹くこの露天風呂で、
自然を眺めながら一休みしてみてはいかがでしょうか?
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三原山温泉がある大島温泉ホテルはコチラ!☆
※なお、現在台風19号の被害により、御神火スカイラインは利用できません。
訪れる際は、三原山登山道路を御利用ください!!
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さて、明日から連休明けの仕事スタート。
全力で頑張っていきます!!🐟
魷天、丼の上は盛りだくさん会(樹璃庵―あおり烏賊の天丼―)
令和2年8月15日。
お盆休みとして許されたのんびりウィークも残すところ今日と明日のみ。
早くも頭の中の8割は仕事のことになっています。
その切り替えの早さは良いとしても、
休みを休み切れない性分というのは褒められたものではないなと
自身を若干責めています…もっと素直に休めたら良いのに!
今回は以前訪れたお店で、季節限定メニューが出ていたので食べてきました!
紹介します!
TOPIC No.33-2
「樹璃庵―あおり烏賊の天丼―」
以前の記事もどうぞご覧ください。
買い物をしてから、昼食の時間だと言うことに気づき、
しばらくこのお店に訪れていないことを思い出し、樹璃庵さんに行くことにしました。
いつものロッジ風の外観を眺めながらドアを開けます。
ドアのベルがカランカランと鳴った瞬間、店内のお客さんが一斉に振り返りました。
多くの視線が向けられてちょっと焦りました。
(おお、すごい混んでる。でもみんな、こっちを見ないでくれ!!悪い人じゃないよ!!)
そんな皆の視線を退けたく、島民ですよオーラを放って何食わぬ顔で着席。
(出てるかわかんないけど)
着席してメニューを眺めます。
おや…?
別の小さなメニュー表があることに気づきました。
イカchanだ。イカが大好きなので、是非ここは一品この限定メニューをいただきたいところ!迷わずに天丼を選択しました。
手前にカボチャとピーマンがいますが、この子たちは今日は脇役なんです。
それ以外は全てイカ!!!🦑🦑🦑🦑🦑🦑🦑🦑🦑
数えてみたら9つもイカ天がありました。ゲソや身など部位は様々。
もはや盛りだくさん会が開催されちゃってます。
会場は丼の上だったか…なるほど…
(イカの大ファンなので握手とかチェキ撮りたいな。)
見てくださいこの大きさ!!主張が激しいぜ!!
これだけのボリュームのイカ天を一度に食べられるのはこのメニューくらいではないでしょうか!イカ好き集まれ!!!!
箸で持ち上げただけでも身の柔らかさが伝わってきましたが、
実際に食べてみるとそのプリプリ食感は天ぷらで再現できる触感を越えていると思います。身が硬くなってしまいがちですが、それを物ともせずに維持された食感。
凄いなぁ…新鮮だからなのかなぁ~
どれを食べてもイカである幸せ。素晴らしい時間でした。
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樹璃庵さんはコチラ!☆
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さて、明日は連休最終日、どんな風に過ごそうかな。
頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― モーニング娘。「ちょっとイカしたPURE BOY」
赤岩、赤×青=妙景の予感(赤岩(夏場の昼間))
令和2年8月14日。
金曜日。長く続いた梅雨の反動があるかのように、晴れの日が続いています。
天気が良いと思考もどこかポジティブになりますよね!
今日はふらっと立ち寄って撮りに向かった景色の紹介。
TOPIC No.90
「赤岩(夏場の昼間)」
4月に一度訪れて紹介しているこの赤岩。
昼間は地名の由来でもある「赤い」色の岩場を鮮やかに見ることができます。
写真を撮った日は、夏らしい陽気で、いつもより色濃く景色が目に映るもんですから、綺麗な光景を見られるのでは?と思い、立ち寄ってみました。
こんな写真、撮れました!!
たしかに赤い!!!!!!
正確には赤褐色と言った方が近いでしょうか。
過去の噴火で、海沿いまで流れてきた溶岩が固まる際、高温の状態で空気に触れ、溶岩の中に含まれる鉄分が酸化したために、この色になっていると思われます。
(三原山の赤ダレやサンセットパームラインにある赤禿と同様かと)
非常に綺麗~!
奥には大島の西の海が青く鮮やかで、その対比が味わい深いです!
草原という表現には少々無理があるかもしれませんが、緑色とも併せて撮るのも良いのかなって思いました。…ただこの角度だと肝心な赤褐色の部分が見えないですね😢
一方、別の方面には
おそらくハマカンゾウだと思いますが、オレンジがかった濃い黄色が差し色として彩りを加えてくれています。このポジションも良いですね~
ゴツゴツした岩場に対して、サンダルで訪れてしまったため、
赤岩の奥の方まで降りることは叶いませんでしたが、十分綺麗な写真をいくつか撮ることができたので個人的には満足です。
内地では高層ビルが立ち並び、どこか彩りに欠けた景観が多いことと思います。
大島では、このように自然によって生み出された鮮やかな景色が日常に溶け込んでいますよ~
都会の喧騒に疲れたなら、日帰りでも良いので是非訪れて、自然に癒されてくださいね。お待ちしています!
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赤岩はコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
鋸顎、島じゃアイツは一大勢力(大島に棲息する虫たち―ノコギリクワガタ(♂・♀)―)
令和2年8月13日。
気づくとお盆休みと言われる時期もあと残すところ半分となりました。
ちょっと夏バテ気味とも言える状況ですが、来週の週明けからは良いスタートが切れるようにそろそろ調整していかないといけませんね!
第1弾の記事はこちら。
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/04/12/125730
第2弾の記事はこちら。
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/04/23/210829
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/05/16/085455
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/06/13/134105
第5弾の記事はこちら。
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/08/10/183520
今日はメジャーな昆虫のアイツがやってきたお話!
甲虫王者バトルの幕開けか~?
TOPIC No.89
「大島に棲息する虫たち―ノコギリクワガタ(♂・♀)―」
クワガタムシと言えば、カブトムシと並んで昆虫界、
そして甲虫界を代表するメジャーな虫ですよね。
突然の残念なお知らせですが、実は、大島にはカブトムシは生息していません。
クワガタムシのみなんです。
クワガタムシの仲間は朽木の中で幼虫時代をすごすため、大昔に朽木と共に島に流れ着き、定着したと考えられています。
一方、幼虫時代を腐葉土の中ですごすカブトムシは、島まで流れ着くことが難しいこと、また、成虫が飛来してもクヌギやコナラなどの成虫が好む樹種がほぼないこと、以上のことから定着はできなかったと考えられています。
幼虫の生育環境や成虫の好む樹木の植生によって、棲息可能な昆虫の種類まで変わってくるということですね。興味深いです。
というわけでカブトムシvsクワガタムシの構図は見ることができないことが判明。
きっと小梅太夫さんなら
「カブトとクワガタの戦い見られると思ったら~
クワガタしかいませんでした~
チクショーーー!!!」とか言ってそう。
甲虫王者バトル開催ならず!!!残念。
(※戦わせるのはムシキングだけにしようね!)
昨夜はペルセウス座流星群が見頃を迎えるとのことで0時過ぎまで外にいました。
流れ星もしっかり見えましたよ~☆彡
星空に満足して家に帰ってきたところ、玄関の足元や壁を照らすとアイツの姿が!!
大島では数種類クワガタムシが棲息していると報告がありますが、ほぼほぼノコギリクワガタだそう。まさに一大勢力!!
コクワガタとかそのあたりがたくさんいると思いきや…なんですね。
ノコギリクワガタ・原名亜種 Prosopocoilus inclinatus inclinatus (Motschulsky, 1857)
北海道・本州・九州・四国・伊豆諸島(大島・利島)・佐渡島・対馬・壱岐・種子島・朝鮮半島・済州島・鬱陵島。オス24. 2mm - 77.0mm、飼育下76.8mm(2015年)、メス25 - 41.5mm。
伊豆大島では大型化する。四国・九州型では大顎は細長く、体は細い。屋久島型では大顎の湾曲が強く、赤味が強い。(Wikipediaより引用)
伊豆大島で大型化する。というのはそのとおりで、今回の個体は小さめでしたが、
なんと70オーバーの個体もいるんだとか。凄い。宝探しに近い感覚!!
たしかに去年見つけたノコは昨日見つけたのより大きかった印象。
ただこれでも中くらいなのではないでしょうか。
ん~夢がある!!!
今後も夜中に外に出て昆虫観察してみたいと思います!
これができるのも夏の夜だけ!
他の虫たちも見つけられるといいなぁ~
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― メロン記念日「夏の夜はデインジャー!」
名歌、古軒に高らかに(『波浮の港』歌碑と昔の町並みー波浮港探訪④ー)
令和2年8月12日。
なんてことのない水曜日です。お盆休みはまだまだ続きます。
天気が良いので近場まで歩いていって日光浴するには持ってこいの陽気です。
たいしたこともしていないのに日焼けしています。
引き続き、「波浮港」を紹介していきます!4記事目!
TOPIC No.88
「『波浮の港』歌碑と昔の町並みー波浮港探訪④ー」
波浮港の記事1つ目に掲載した写真のうち、子どもたちが遊んでいる堤防を映したものがありました。
あの堤防の近くに、このような鐘と碑が設置されています。
鐘が横に並んだだけのモニュメントか?と思いきや、
備え付けの鎚でコンコンと叩いていくと名曲『波浮の港』のメロディになるという仕組み。凄いですよねこれ。
『伊豆の踊子』に出演された美空ひばりさんも歌唱なさっています。
是非聞いてみてください。波浮港の営みを歌ったノスタルジックな一曲です。
ちなみに!この曲は大島の夕方17:02に鳴るチャイムにも使用されています。
こちらも聞いてみるとしんみりするというか、夕暮れ時を感じるような
そんなメロディアレンジが施されていますね~
幼少期を過ごした町では、ドヴォルザーク作「新世界よりー家路」を聞いて帰っていた筆者ですが、この曲と同じく、今日はもう家に帰ろうかなぁという気持ちになります。
曲の出だし「磯の鵜の鳥ゃ 日暮れにゃ帰る」のとおり、周りには鵜がいます。
歌詞の再現性を高めるなら夕暮れに訪れた方が良かったかもしれませんね。
※ただ、大島にはウミウはいないんです。野口氏は大島に訪れずに書いたそうですよ。
この碑の書は 森繁 久彌 氏。
どういった関係があるかと調べてみたら、野口 雨情 氏の生活を描いた映画『雨情』において、本人役を演じたのが森繁氏。こうした繋がりがあったんですね。
人の繋がりって面白い。
野口雨情の詩で名高い波浮の港は美しい眺めのなかに昔の港町情緒を今に残し その静かなたたずまいは訪れる人を魅了している
この『波浮の港』の歌は昭和三年 中山晋平の作曲で発表されて以来日本の代表的な心のうたとして多くの人々に歌い継がれている
ここに都民文化栄誉章を受章された森繁久彌氏の書による詩碑を建て伊豆大島の歴史と文化のしるべとする
昭和六十年四月 東京都知事 鈴木 俊一 書
木造の軒が連なっています。落ち着いた雰囲気。港町情緒とはまさにこのこと。
ただの路地裏も素敵です。
生活感のある風景がより一層心の中にある郷愁をくすぐりますね。
これは去年撮影したものですが、夜道であっても、ところどころにある街灯とお店の明かりが道をや木造の建物を照らします。
俗に言う「エモい」かんじの写真、撮れると思いますよ!!
帰ろうとした矢先、遠くから『波浮の港』の鐘の音。
古い軒先に、港に、高らかに鳴り響きます。
平和で長閑な時間がもっと続くといいのになぁと思い、港を後にするのでした。
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『波浮の港』歌碑はコチラ!☆
(波浮屋さんの近くです)
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これで一旦波浮港探訪は終了。
港の近くには美味しいお店や名所がまだまだあるので、
紹介していきたいと思います!
さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― かみいしなか かな「ふるさとの夢」
踊子、たおやかに舞いて(踊り子の里資料館ー波浮港探訪③ー)
令和2年8月11日。
夏本番を迎え、熱中症に気を付けていかなければならないくらいの気温が
続きますが、きっと内地は更に暑いのだと思います。
皆元気にしているかな…?
引き続き、「波浮港」を紹介していきます!3記事目!
TOPIC No.87
「踊り子の里資料館ー波浮港探訪③ー」
前回の記事の最後で見つけた「踊り子の里」というワード。
こうなったら「大島 踊り子の里」で早速検索。
すると…
「踊り子の里資料館」なるものが検索でヒット。
この資料館の気配がする!!
※そのかわりチャドの霊圧は消えました(嘘です
この資料館に訪れてみましょう~
一旦港の中心部に引き返して…
この階段を登っていきます!!
石畳、これまた情緒を感じずにはいられない造りです。
これだけでテンションが上がります。
ここが「踊り子の里資料館」こと旧港屋旅館。
旧港屋旅館は、旧館が明治時代に、新館が大正時代に建築された。木造3階建ての建物は、現在はもちろんのこと当時においても大変貴重なものであった。屋根は、風の強い大島では非常に珍しく、千鳥破風入母屋造りとなっている。かつては漁業関係者、観光客等の宿泊客が中心で、夜毎宴席で賑わいを見せていた。宴の灯火が消える事は無く、その混雑を緩和するために階段が部屋の前後に設けられており、その賑わいぶりは間取りにも現れている。
(東京都教育委員会HPより引用)
明治や大正時代に建築されたこの建物、当時においても貴重だったようです。
この物語に登場する旅芸人一座に属する踊り子の少女の故郷はこの波浮港という設定なんだとか。(主人公と出会うのは内地の伊豆の方ですが)
モデルにされるだけあり、こちらの旅館でも実際に芸や接待が行われていたようです。
賑わっていた旅館であったからこそ、手前の階段と奥にも階段があり、
お客さんの同線がきちりと考えられていたのでしょうね~
あ、ここにも『伊豆の踊子』に触れていますね。
間違った情報でなくて安心しました(笑
小説の中では「薫」でしたが、モデルとなった人物は「タミ」さんなんですね~
実在した人物ということもあって、小説を読んだ方からすれば、聖地巡礼めいたものができそうですよね。
年表によると、1907年には、東京ー大島を結ぶ船が定期就航していたようです。
熱海ー大島航路は1933年に開始しているのですね。
また、浦賀や下田へも就航していたようです。当時はここが大島の玄関口であったと言っても過言ではないでしょう。
一方、関連史を見ると、野口雨情作詞・中山晋平作曲『波浮の港』がレコード化され、浅草の松竹座で興業されてから全国的に知名度が上がったようです。
さらには、『伊豆の踊子』の映画化!これまでに6度映画化されていますが、
この関連史には”日活が”と記されているので、4作目のことを指していますね。
(1~3作目は松竹、5・6作目は東宝)
ちなみにですが、それぞれのキャストは次のとおりです。
1作目…薫:田中 絹代さん 主人公:大日方 傅さん
2作目…薫:美空 ひばりさん 主人公:石濱 朗さん
3作目…薫:鰐淵 晴子さん 主人公:津川 雅彦さん
4作目…薫:吉永 小百合さん 主人公:高橋 英樹さん
5作目…薫:内藤 洋子さん 主人公:黒沢 年男さん
6作目…薫:山口 百恵さん 主人公:三浦友和さん
昔の映画スタァの方々は存じ上げないのですが、検索すると出てくるのは
美男美女!!どの作品においても主演の2人が光っていたのが分かります。
百恵友和コンビはここから始まったんですねぇ。そんなこともついでに知ることができて嬉しいです。
まさに『伊豆の踊子』効果と言いましょうか。
ひとつの作品がもたらす現実への経済効果は物凄いものであるなと実感しました。
※1階に写真撮影禁止エリアがありますが、そこに映画のワンシーンの写真が展示されています。これは現地でしか見ることができないので是非。
木枠の窓越しに見る風景もなかなか良いですね!
この窓を通すだけでもタイムスリップしている気分です。
三味線や太鼓の音、歌に合わせて、踊子が舞う。
そんな当時の風景を想像しながら楽しむことができる資料館でした。
『伊豆の踊子』、読んでみようかな。
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「踊り子の里資料館(旧港屋旅館)」はコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
信号、数多の船舶を救う(大島最古の船舶信号機―波浮港探訪②―)
令和2年8月10日。
山の日です。🏔
大島にも三原山と呼ばれる大きな山がちょうど島の真ん中にあります。
山の日なので、登ってきました!…と言いたいところですが、
山登りには暑すぎると億劫になり、家にこもっていました。(出不精)
引き続き、「波浮港」を紹介していきます!2記事目!
TOPIC No.86
「大島最古の船舶信号機ー波浮港探訪②ー」
港の入口へ続く道を発見し、その先へ歩いていきました。
その先では…
こんな面白い形のものを見つけました。
大島最古の船舶信号機…?
信号機と書いてあります。信号は光るから…うーん灯台ってこと?
いや灯台ではないらしい。じゃあ一体何でしょうか。
大島最古の船舶信号機
波浮の港口は水深が浅く、更に狭い為に台風の時期になると波が高くなり、入港する船にとっては危険極まりない箇所であった。荒天下での入港を避け沖で待機している船に対しては漁師の長老が経験を活かし波の澱を見ては信号を送っていたが、現代の船舶に比べ速度が大変遅かった為、港を目前にして座礁することが多かった。
この信号機の上部に設置されている大砲は元来捕鯨用のものであるが、座礁した船に向けてロープを打ち込み乗組員の救出用に代用し、無事にロープを伝い上陸させる目的を果たしていたものである。
文面から想像するに、漁師の長老が波の様子を見て、
「今だ、これなら入ってくることができる!」というタイミングで信号を送っていた。ただ、船舶の速度が遅かったために長老の予想するタイミングを過ぎてしまい、座礁してしまうことが多々あった…ということでしょうか。
そこで座礁した船舶の乗組員を助けるために信号機上部の大砲からロープを飛ばして船舶に打ち込み、乗組員はそのロープを伝って難を逃れたと。
まさにこの信号機は、現代の信号機に近い使い方をされていたわけですね。
大砲からロープを打ち出すなら、こんな角度でしょうか。
信号機の果たした当時の大役ぶりが偲ばれます。
話は変わりますが、これは信号機から真逆を向いた場所に設置されている石地図です。
よく見ると現在地には青いマークがついています。(画面下部あたり拡大すると分かります)
「踊り子の里」ってどういうこと…?ここはごく普通の港のはずだけども…
新たな疑問が浮かんできました。その真相を探ります!
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さて、明日も頑張っていきます。🐟