空道、夏風浴びてドライブを(御神火スカイライン)
令和3年8月11-12日。
せっかくのお盆の時期ですが、あいにくの天気が続いています。
自宅でできることをして過ごすしかないのが残念なところです…雨止んでほしい。
8月8日は山の日だったこともありますし、先日の台風一過を狙い、
三原山登山に行ってきました。
TOPIC No.181
「御神火スカイライン」
三原山へは、岡田方面から登るルートがいくつかありますが、
元町地区からアクセスできる道もあります。
代替避難道として整備された経緯を持つそうです。
この御神火スカイライン、噴火災害以前に、土砂や倒木により被害を受けている道です。一度目は、平成25年台風26号に起因した大規模土砂災害で通行止め、そして二度目は令和元年台風15号による倒木被害等で通行止め、といった過去があります。
とは言え、ロードレースの大会のコースとして採用されていたり、ウォーキング、ハイキングイベントが開催されたりと、ドライビングルートだけの機能ではないようです。
(ちなみにロードレース大会の「御神火ライド2021」が11月21日に開催予定なので楽しみです!)
そもそも岡田方面から登れる道があるのに、避難道以外のメリットがあるの?
と一瞬思うわけですが…この道の長所はちゃんとあって、ズバリ山頂口までのアクセスの良さ、速さなんです。
短い時間で山頂口まで行きたい!という方にオススメしたいルートです。
前置きはここらにしておき、あとは登りの際の写真をいくつか載せて、
御神火スカイラインの紹介としたいと思います。
例えるなら日光のいろは坂の小さいバージョン。(伝われ
時折鋭角に曲がらなければならないような急勾配などを経て蛇行を繰り返し、山頂口まで登ることになります。
ほぼ登りきる手前ですが、良い景色が見えてきます。
それは元町地区方面が開けて見えるポイントです。
ご覧のとおり、元町地区と港、そして伊豆の山々まで見えている絶景。
是非とも今回のように晴れているときに訪れていただきたいです!
一方で、山側を見れば…
こちらも青々と茂った山の緑と空の青がとっても鮮やかです。
まさに夏に見ておきたい景色の一つといっても過言ではないですよね!
夏らしく少し湿った空気も、爽やかな景色によって逆に気持ちよく感じるようなドライブでした。特に目的が無くてもここまで来ると気分がスッキリするもんです。
これだけ広ければマスクを外して深呼吸できるので、思う存分していただきたいです!
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「御神火スカイライン」はコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
Aメロの "青い空が微笑んでくれた ドライブなんて グッドタイミング"
ってまさにこういう天気のこと!
秋浜、島北の人気遊泳スポット(秋の浜)
令和3年8月1-10日。
連日気温が35℃を超えて、クーラーの効いた場所に籠るのが快適に思える毎日です。
皆さんはこの三連休はどう過ごしましたか?またお盆はどう過ごすのでしょうか?
コロナ禍の中で いつもどおりのことができずに我慢を強いられるかと思いますが、
こういうご時世ならではの過ごし方、時間の費やし方をしたいものですね!
さて、8月初めの記事はこちら!
TOPIC No.180
「秋の浜」
島の北側に位置する秋の浜。泉津地区からアクセスできます。
岡田港からは車で5分ほど、徒歩だと20分ほどでしょうか。
一周道路沿いに見える簡素な看板を見つけて、そこを曲がります。
さらに案内に沿って進みます。
坂が見えたらそこを海に向かって下るだけです。
なんだか良くないですか?田舎の夏の風景ってかんじで!
坂を下っている途中で、ダイビング客を乗せたバンとすれ違いました。
直前までダイビングをしていたのでしょう。
それもそのはず、秋の浜は島の中でも有数のダイビングポイントなので、ダイビングショップさんもここを利用することが多いです。
そうこうして下りきると、そこはすぐに秋の浜。
無事到着です。
おおーーーー!!!!
爽やかに開けた浜ですね!
秋の浜は俗にいう砂浜というよりは、岩場で遊ぶタイプの浜。
そのため、ダイビングやシュノーケリングが一般的な遊び方になるかと思います。
あー、釣りなんかもアリかも。
後ろの駐車場を見てみれば、観光客だけでなく、地元の方たちも遊びに来ている様子。
皆に親しまれている浜なのですね~
日焼けも気にせず、ちょっと一休み。
楽しそうにはしゃぐ人と透き通る海を眺めながらぼーっと過ごしました。
こういうゆったりした時間が好きだなぁと改めて感じました。
さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― モーニング娘。『SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~』
振り返り&ハロプロ楽曲一覧 ―7月―
令和3年7月10-31日。
1か月ほど空いてしまいました…自分の怠惰な部分が出ちゃっていますね。
今は、夏真っ盛りの大島、各地の浜辺で「わ」ナンバーを見かける機会も多くなり観光シーズンが到来していることを実感しています。
7月中は台風直撃もなく、割と平穏に過ぎ去っていった気がします。
月末は、月内の記事で紹介してきた
「本日のハロプロソング」を一気に紹介。
◆7月1-4日 Milky Way『タンタンターン!』
◆7月5-7日 スマイレージ『ドットビキニ』
◆7月8-9日 スマイレージ『恋にBooingブー!』
さて、来月も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― 7人祭『サマーれげぇ!レインボー』
黒豚、目指すは新・大島ブランド(かめりあ黒豚)
令和3年7月8-9日。
この間はようやく晴れたと思ったものの、また雨まじりの天気に逆戻り。
梅雨明けは来週くらいになりそうですが、もう少し湿気との闘いが必要そうです。
先月末の肉の日に、美味しいお肉でおなじみの「肉よし」さんに行ってきました。
そこで偶然見つけたものとは…?
TOPIC No.179
「かめりあ黒豚」
いつもなら、牛、豚、鳥と並ぶ商品ケースの中に見慣れない名前のお肉を見つけました。いえ、部位とかそういう話じゃないんです。
それがこれ。「かめりあ黒豚!」
ひき肉、切り落とし肉、モモ肉、バラ肉、肩ロース肉…
いろんな部位がありますが、気になるのは大島産であり、かめりあ黒豚という名称がついているということ。
🐟「すいませーん。えっこれって最近売り始めたんですか?というか大島で豚って飼われていたんですか?」
👩「これね!ほらここにポスターあるでしょ?今新しく作ってるところなのよ!
この下に写っている人が大島ブランドの黒豚を生産したいって頑張っているの。」
へぇ!知らなかった!!今まさに島の新たな可能性を広げようと尽力している方がいるとは!これは知っておくべきで、応援せねばならないチャレンジです。
と、その場で検索。
伊豆大島ナビで取り上げられていたのが、この記事。
かめりあ黒豚の生産に取り組んでいる方の名は、小坂 晃一さん。
大島育ちの人物だそうです。
(人物や黒豚の飼育に至った経緯は、上のリンクをご覧ください)
このかめりあ黒豚の最大の特徴は、その飼料にあると言っても良いと思います。
なんと飼料も大島の名産をふんだんに使った純・地物のものばかり。
それは椿油の絞りかす×明日葉の組み合わせ!
話によれば、今も生産に向けて鋭意試行錯誤中だそうで、
仕事が終われば、豚舎に行き、時間をかけて丹念に育てているんだとか。
並の人にはできない尽力。個人の使命感とは言え、頭が上がりません。
そんな小坂さんが育てたかめりあ黒豚、どうやらこの機を逃すと次は
…なんと半年後!?
ならば今目の前にしていて買わないわけにはいかないですよね。
というわけで買ってみました。🐖🐖🐖
じゃん!!!
どうですか!この上質な肉!!これがかめりあ黒豚!
脂身のバランスだって最高に綺麗ですよね。
しゃぶしゃぶとかにすると美味しいよとアドバイスをいただいたので…
しゃぶしゃぶにしてみました。
実際に食べてみてもジューシーでプリプリ!
開発中のものとは思えない美味しさでした。
新たな大島ブランドとして大々的に売り出されていくのも、
そう遠くはない未来なのかもしれません。
またクラウドファンディングなどあれば是非とも応援したいです。
応援の一つとして、ブログ記事にしてみました。
島外の人たちにも広まると嬉しいです。
いつかご本人とお会いして、豚舎にも行けたらいいなぁ。
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
岩蟹、潮溜まりでいそいそと(イワガニ・スベスベサンゴヤドカリ)
令和3年7月5-7日。
急に暑くなって、皆の体調が追い付かない時期。
地球、もう少しゆっくり暑くしてくれればいいのにな。と
聞いてもくれない文句をついつい毎年言ってしまいます。
梅雨の合間の晴れ空があったので、王の浜にて潮溜まりを見つけて
磯の生き物と戯れてきました!
TOPIC No.178
「イワガニ・スベスベサンゴヤドカリ」
イワガニ
イワガニは、日本だけでなく、朝鮮半島、ハワイ諸島、ガラパゴス諸島、オレゴン州以南の北アメリカ太平洋岸に分布するカニです。
浜辺で見られるカニなので、浜で遊ぶ人たちにとっては割とポピュラーな部類と言えるでしょう。
甲幅は3.5cmほどで、メスよりオスの方が大きいんです。
実際に、王の浜でも体の大小問わずたくさんのイワガニが活動していました。
ご覧のとおり、体は黒緑色の甲羅で、各所に緑褐色の斑点があります。
食性は雑食性で、フナムシや小魚を捕食するが、海藻も食べている姿を見ることができるそうです。
図鑑の情報どおり、フナムシを捕食している姿を偶然捉えることができました。
フナムシはすごくすばしっこいから、そんなのを捕まえるだなんて、イワガニってのは結構な凄腕ハンターなのかもしれない…!
岩陰に隠れるイワガニの近くで耳を澄ませると、アニメーションなどでも描かれるように泡をぶくぶくさせている音が聞こえてきます。
カニはエラ呼吸する生き物なので、陸上では、エラの中に残っている少量の水を使って呼吸します。これによって、入って来た空気がエラの中に残っている水と混ざって泡となり、口の上の出水孔から、ぶくぶくと出てくるってわけなんです。
これがカニの泡ぶくぶくの正体。生き物の生態って面白いですよね!
スベスベサンゴヤドカリ
こちらのヤドカリ、メジャーな部類のサンゴヤドカリの一種で、大きい左のハサミと青い眼が特徴です。だから、英名は”レフトハンデッド・ハーミットクラブ”、またの名を"ブルーアイ・ハーミットクラブ”。
青とオレンジのラインが入るカラーリングが綺麗で魅力的な種類です。
潮溜まりの水際で揺れる小さな貝殻。
はじめは風や水面の動きでゆらゆらしているのかと思っていました。
じっくり見ていると…なんと動き出した!
そうか!こいつはヤドカリか!と思いとっさに岩場の撮影しやすいところへ
持ち上げて移動。(ヤドカリごめんね)
しばらくは防御のために貝殻にこもること約5分。
危険が去ったと思ったのでしょうかまた顔を出して動き出しました。
いやーーーー!超かわいい!!
こんな可愛い動きで動く生き物久々に見ました。
癒しの瞬間ですね。これは是非飼ってみたくなってしまいます!
飼い方、調べてみようかな。
気づけばだいぶ日焼けしていました。全身がヒリヒリします(笑
波打ち際の潮溜まりで、カニやヤドカリと遊んだ一日は楽しかったです。
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― スマイレージ『ドットビキニ』www.youtube.com
反橋、自然が生んだ構造物(石の反り橋)
令和3年7月1-4日。
7月が始まりました。ただ、7月初日から梅雨の空模様。
土砂降りの雨で警報が出るほどの雨になっています。
今年の梅雨はいつ明けるでしょうか?自然相手のことですから分からないですね。
さて、今回はそんな自然が作り出した奇跡的な構造物のお話。
TOPIC No.177
「石の反り橋」
大島公園を越え、大島一周道路を東回りに抜けていく道。
一見なんて事の無い道なのですが、通りかかると右側に見えるこの看板がずっと気になっていました。
時間に余裕があったので、今回は車を停めて、何が書いてあるのかじっくり見てみました。その正体は「石の反り橋」なるものの説明看板でした。
石の反り橋
これより奥4~5分の所に、天文21年(1552年)の大噴火の溶岩流によって出来た、、自然の奇橋「石の反り橋」がある。
長さ、約5m、幅は細いところで40㎝、昔より段々細くなっている。
この大噴火の模様を記録した祈祷札が元町の薬師堂に残されている。
それによると、9月19日に神火が出て27日の夜半には溶岩流は海岸に達し、島は六種振動し(上下四方に烈しく揺れる)とあるように、噴火の激烈さと共に大きな自信を伴って島民の恐怖はその極に達したことがわかる。
その時、伊豆下田より真言阿闍梨(僧)が島に渡り、般若心経1万巻読誦するなどの秘法を祈念して、やっと神火が静まったと言う。
祈祷札は、大島町郷土資料館に展示されている。
とまぁ、読んではみたものの、分かったことはこの先を歩くと、溶岩流が固まってできた橋があるということだけ。
4,5分なら行ってみようかなと思い、向かうことにしました。
…道はどこですか!!!!どこにあるんですか!!
先ほどの説明看板の横がすでにこんな状態。
スタート地点からヒントなしなの厳しすぎませんか?
誰も教えてくれません。とにかく真っすぐ進みます。
おそらくこの先だと思うのですが…いかんせん、いつ倒木したか分からないこの大木が厄介です。長袖長ズボンなのでこのまま突っ切ってみます。
人が一人ようやっと通れるような隙間がありました。
ほっそい道やな!!!!!!通れるかこんなん!!
思わず心の中のおいでやす小田さんが本音を叫びますが、
上に続いているのはここだけのようで、ここを通るしかないみたいです。
この倒木をくぐり抜けると…
あってたーーーー!!
よかったです。間違った道ではなかったようです。
上り下りのある道を杭に沿って進むこと5分ほど。
目的の場所が近づいてきたみたいです。
どうやらここで行き止まり。
肝心の「石の反り橋」とやらはどこにあるんでしょうか。
行き止まりかと思いきや、ロープの向こうにありました!
まさに自然の神秘です!
橋に全体に草木が生い茂ってしまい、少々分かりにくいですが、ちょうど写真真ん中あたりにあるのが石の反り橋です。
危険承知で橋の手前まで入らせていただきました。
おぉ、本当だ。正体は倒木ではなくれっきとした”石”でできています。
これが入口の説明看板にあったように大噴火の溶岩流によってできたものということですね。奇跡的であって奇妙な橋ですね。面白いです。
地元の人に聞いた話によれば、昔はまだもう少し太くて、幼少期はこの橋を渡って遊んだりしたそうです。
橋の裏はどうなっているのだろうか?と見てみました。
やはり空洞になっているようです。
理論としてはおそらく次のようなものが考えられます。
①大噴火が起きた時、仮にこの橋の下に大木が横たわっていたとする。
↓
②溶岩流がその上を流れて固まり、次第に下の大木は焼け、時間をかけ朽ちる。
↓
③下は空洞となり、このような橋が形成される。
自身の分析が間違っていても全く構いません。
それを考えたり思いを馳せたりする過程が楽しいから良いんです。
いずれにしても神秘的ですよね。人工ではなく、全て自然によって生み出されたわけですから。
火山島である大島らしいものをまた一つ見つけることができた一日でした!
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「石の反り橋」はコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― Milky Way『タンタンターン!』
振り返り&ハロプロ楽曲一覧 ―6月―
令和3年6月28-30日。
夏まであと一歩の6月も今日で終わり。
夏至付近の日照時間の長さは凄まじいもので、19時近くまで明るいです。
それだけ外で活動できる時間が増えるので、退勤後には少しでも体を動かしておきたいですね!
動いたあとに温泉に入る理想的な流れがルーティンになるといいなぁ…
そのためには仕事ももっともっと効率的に頑張らないと。
月末は、月内の記事で紹介してきた
「本日のハロプロソング」を一気に紹介。
◆6月1-5日 メロン記念日 『6月のサンシャイン』
◆6月8-10日 モーニング娘。『本気で熱いテーマソング』
◆6月11-13日 つばきファクトリー『ハナモヨウ』
◆6月14-16日 モーニング娘。'15『ENDLESS SKY』
◆6月17-20日 モーニング娘。『Loveイノベーション』
◆6月21-23日 Berryz工房『素肌ピチピチ』
モーニング娘。の曲が多め!それだけ曲数も多くて、粒ぞろい。
皆さんに紹介したい曲ばかりです。
7月からは夏本番!去年には紹介しきれなかった夏ソングを充実させていきたいなと思っていますのでお楽しみに。
さて、来月も頑張っていきます。🐟
三峰、山の幸の恵みあれ(三峰神社)
令和3年6月24-27日。
最近の天気予報を見たら、台風が近づいているとの情報が飛び込んできました。
進路次第ですが、週末あたり大島にも影響があるかもしれません。
車のガソリンは満タンにして、備蓄も見直して、気を引き締めておきたいところですね!
今回は、偶然見つけた小さな神社のお話です。
TOPIC No.176
「三峰神社」
伊豆大島の北西部、大島空港の外周に位置する小道に、ひっそりとあるのがこの三峰神社です。
説明看板が立っているおかげでここが神社だと気づけるような立地。
この神社にはどういった縁起があるのか気になり、立ち寄ってみました。
車を停めて手前にある説明看板を読んでみることにします。
三峰は通称ミツブネと呼ばれる。かつての、割れ目噴火によってできた側火山である。同じ側火山である地の岡より新しく、赤禿や愛宕山よりは古い山とのことである。
三原山側南々東から北々西海岸より並んで三つの峰がある。高さは、中間の三峰神社のある峰が、61.1mあり、他の峰はそれより低い。神社は、昭和60年10月に建て替えられた。
三峰神社創設の縁起については正確なことは分らない。何時の頃か、マンタテ浜に地蔵さんが流れつき、その地蔵さんをマンタテ浜に祠を建ててお祀りした。祭礼日を設けて角力を奉納したこともある。今の地に遷したその時にすでに地蔵尊はなかったとのことである。地元では、地蔵さんが伊豆の方から流れて来たので、今後、三島大社の末宮にしてもらうよう運動していくとの話もあるようです。
祭礼は、8月13日から15日の3日間である。
まず、「三峰」とはどういう意味か。
それは説明のとおり、大島北西部にある側火山のことを指すらしいです。
3つの峰があるから、この名称とのことで覚えやすいですね。
そもそも、火山は三原山一つではなく、側火山にもそれぞれ名前があったことを知り、勉強になりました。
さて、興味深いこの神社の縁起はというと…正確には分からないのですね。残念。
一説によれば、漂着したお地蔵さんを祀ることに始まった様子。
伊豆に本社を構える三嶋大社の末宮としてもらうようはたらきかけているということですから、御祭神はいずれ、山祇命(おおやまつみのみこと)と積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)になるのでしょうか?では現在の御祭神は…?
うーん気になる。
そんなことを考えながら、参拝するために石段を登ります。
石段の両端は木々が生い茂っており、この時期は緑も濃く気持ちが良いです。
これまた両端にある緑色のポールみたいなものですが、これは祭礼の時に旗でも付けるものかなぁと勝手に推理。
鳥居に着きました。赤褐色の落ち着いた鳥居です。
一礼をしてくぐります。
石段を見ると、隙間からは小さな雑草がいくつか生えています。
しっかり手入れされているは言い難いですが、個人的にはこれくらいの方が自然の中に溶け込んでいるかんじがして好きです。
本殿に着きました。
先ほどの鳥居からするともう少し大きい本殿をイメージしていましたが、小ぶりな出で立ちでした。可愛らしいです。
本殿の右脇には、氏子さんが建てた説明碑がありました。
こちらの方が10年後に建てられており、最新の情報が分かりそうです!
三峯神社の縁起は、この地の先達がいつしか祠を建て地元住民の幸を祈ってきた事に由来します。
近年は、初詣での行事に続き、毎年8月15日を祭礼日として奉納芸能大会や山車の巡業などで地域との絆を深めてきました。
この度、神社の祭神として「穂穂手見命(ほほでみのみこと)」を迎え、これまで私達心の内にある「命(みこと)」と共に鎮座、合祀する事といたします。
「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」を父に「木花開耶媛命(このはなさくやひめのみこと)」を母とする「穂穂手見命」は永く神話に語られている、山を守り幸を授ける「山幸彦」です。五穀豊穣、子授子育、一家繁栄などの神としてよく知られています。
これからも、受け継がれてきた祈りの姿を、いつまでも伝えると共に、地域の発展と安泰を願うものです。
なるほど!今の祭神はなんだ?と気になっていたところですが、この説明で全て解決しました。
まず創設当初は、御祭神はおらず、我々の心の内で各々が幸を祈るかたちだったようです。その後、この平成16年頃からは「穂穂手見命」を迎えることになったわけですね。
『古事記』によれば、穂穂手見命は、3人兄弟の末っ子であり、
火の始まりから終わりに位置づけて名付けられています。
――――――――――――
長男:火照命(ほでりのみこと)=ほ(火が)でり(照り輝く)
次男:須勢理命(ほすせりのみこと)=ほ(火が)すせり(燃焼が進む)
三男:火遠理命(ほおりのみこと)=ほ(火が)おり(衰える)
――――――――――――
この兄弟の話で有名なのが、火照命と火遠理命の「海幸山幸」の話なのですが、話が横道に逸れすぎてしまうので割愛。
ja.wikipedia.org(気になる方はこれ読んでみてくださいね)
ここで意識すべきは、祀っている穂穂手見命は、火遠理命(=山幸彦)であるから、
説明されているとおり、五穀豊穣、畜産守護や子孫繁栄など、この地域に必要なご利益をもたらしてくれる神様だということです。
入口にあった三嶋大社の末宮にする、という動きとは異なりますが、
仮にそうなっていたとしても、御祭神の大山祇命が山森農産の守護神なので、結果としてもたらされるご利益としては似たようなものなのかもしれませんね。
ちなみに、大山祇命は、木花開耶媛命の父とされているので、穂穂手見命とは、祖父と孫の関係と言えるんですよね。意図したものか、それとも偶然か、不思議な縁を感じずにはいられません。
日本神話の勉強をさせてもらいつつ、この地の繁栄を願い、
神社を後にするのでした。
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「三峰神社」はコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
鮮魚、地物よそ物うまい物(武田商店 元町鮮魚店)
令和3年6月21-23日。
6月23日は、1894年の「オリンピック・デー」だそうです。
1894年のこの日、国際オリンピック委員会(IOC)がパリで創立されたことに由来するようですが、オリパラももうそろそろですね。
あれだけまだ先と思っていたことがこんなにも近づいていることを実感し、時間の流れの早さに驚くばかりです。
ここでスポーツの話題…と話をもっていきたいところですが、
腹が減っては戦(スポーツ)はできぬということで、今回は食材調達のお話を。
TOPIC No.175
「武田商店 元町鮮魚店」
こちらの武田商店さん、泉津地区にある商店の支店です。
2019年にオープンしており、海に囲まれた大島において、意外と貴重な鮮魚を専門に取り扱っていらっしゃいます。
店の前では、「鮮魚」と書かれた登り旗が風に煽られ翻っていました。
まさにイキの良さの象徴とでも言いましょうか。お店ではどんなお刺身と出会えるのか楽しみになってきますよね。
では早速入店していきましょう!🐟
決して広いとは言えない店内にひしめくお客さんたち。
それでも店に入り、引き戸を閉めます。
さてどんな店か…と店内に向きなおった瞬間…
す、すごい…!!!
刺身の宝庫なんかここは!!!
とベタ褒めツッコミをセルフでいれてしまいたくなるようなラインナップ。
ウインドウショッピングならぬ、ショーケースショッピングだけじゃダメだよ!ちゃん買ってくれなきゃ!と言わんばかりに、刺身たちが各々主張してきます。
魚選びなんて素人ですから、ここは素直にお店の方にオススメを聞くのが効果的。
🐟「すいません、今日のオススメってなんですか?」
👨「今日はね、地物ならこの泉津産サビかな!」
でました!!!!!
サビだ!!!!!
初めて耳にする人は、サビってワサビのこと?と勘違いしてしまうかもしれません。
サビというのは、愛称みたいなもんで、正確にはクロシビカマスというカマスの一種です。以下リンクでも紹介されているとおり、大島の誇る美味しい魚のひとつとして人気なんです。
これが500円で、しかもこれだけの量入っているってどうなってるんですか!
消費者的には大満足です!
他にも大島近海でとれたメジナも売っていました。
大島産の魚は内地で取引されていることが多いため、島内のお店に並ぶことはそれほどないような気がしますが、武田商店さんはリーズナブルに良質な刺身を提供してくださっています。なんともありがたい話…
それともうお気づきかと思いますが、
基本的にはワンコインで1パック買えるように
値段設定がされているのがポイントです!
ついついお手頃感が出て購買意欲がそそられちゃいますよね。
悩みに悩んだ結果、サビ背ごしとミズダコを購入してみました。
地物とよそ物(大島以外の産地)、それぞれに良さがありますね!
実食が楽しみです。
少し車をとばして帰宅。
新鮮なうちに、と急いでパックをあけていただきました!
美味しいーーーー!!!!美味しすぎる!!!
サビ、今までもお寿司屋さんなどで食べたことありますが、シャリ抜きに身だけを味わうのはこれが初めて。しかも醤油も何もつけずに素材の味を贅沢に味わうことができました。
噛めばジュワっと出てくる脂、そしてこのコリコリとした食感。
これはおつまみとしても楽しめる刺身ですね。何枚でも食べたくなります。
うわぁぁ!こちらも美味しい!!!
タコの旨味がしっかりと残っていて、それでいてみずみずしい食感です。
身が硬すぎずにほどよい柔らかさなのが個人的に嬉しかったです。
なんで今まで店の前を素通りしてしまっていたのだろう…
次回から刺身はここでしか買いたくない!そう思ってしまうほどの美味しさでした。
それほどにオススメです!
今度は泉津の本店にも行ってみようかなぁ。
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「武田商店 元町鮮魚店」さんはコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― Berryz工房『素肌ピチピチ』
ピチピチ!🐟
喫茶、リノベ古民家でゆったりと(HavCafe)
令和3年6月17日-20日。
梅雨入りしたニュースを聞きつけたのか、梅雨前線が大島にもかかり、
ざぁざぁと雨を降らせていました。
休日ならばそんな雨もお構いなし。家にこもって万事解決。
晴耕雨読と言わんばかりに読書が捗りますね。📚
そんな雨でもゆったりとした時を過ごせる新名所を発見したので
紹介します。
TOPIC No.174
「HavCafe」
波浮港と言えば、大島の南部エリアの中でも観光名所とされており、
多くの観光客の方が毎週訪れています。
とはいえ、古き良き町並みがウリのこの地域ですが、空き家がいくつかあり、どこか物寂しげな様子。店も決して多くなく、昔のような活気を取り戻せたらよいのに…と普段から思っていました。
そこに今年2月に新装開店したのが、この「HavCafe」さんです。
まさに古民家が立ち並ぶ一角で、元々あった古民家をリノベーション(改装)してオープンしたみたいです。
建築家は井田耕市さん。都内でも人気のカフェやパン屋のデザインを手がけた方のようで、このHavCafeにおいては「古民家風カフェ」というスタイルを見事に体現したデザインとなっています。
すでにお客さんが何組かいますが、雨も強い上、カウンターが空いていそうだったので入店。
入口だけで満足することなかれ。店内に入って驚きです。
このモダンなデザイン、
確実に”ワカモノやファミリー層にもウケる…!"
冗談抜きに、波浮港再活性化の起爆剤の一つとなるやもしれません。
そう言えば、遅く起きたからか朝食がまだだったな。
遅めのモーニングとすべく、一番上の
「さくフワ厚切りトーストとドリップコーヒーのセット」を注文。
さてさてどんなものがでてくるのか、パンとコーヒーなんていつぶりでしょう。優雅な時間を過ごせそうな予感です。
待っている時間も退屈ではありませんでした。
カウンターに並べられた食器、瓶、小物や雑貨たち。カフェという空間だからなのか、どれもオシャレに見えます。いや実際オシャレなんですけどね!
10分ほどして運ばれてきました。丁寧にひとつひとつ作り上げているので、
真心がたっぷり詰まっています。
宝石かのようにキラキラとしたメニューたち。
そしてそれぞれが放つ芳醇な香り。
素晴らしいです…!!こんな上質なモーニングセット、食べたことあったでしょうか。
大島牛乳から作られた「大島バター」に、元町にある高田製油所さんの椿油を加えてホイップしたものだそうです。
ここまで素材を大島産にこだわって作られたメニュー、そうそうありません。
マスターの信念とこだわりに胸をうたれます。
そのお味ですが、非常に濃厚で絶妙な美味しさ!
バターというと重たい印象を抱きがちですが、こちらのバターホイップは、大島牛乳と椿油のおかげで軽く、そしてふんわりと仕上がっているのが特徴です。
お次は、ジャムを乗せていただきます。
こちらのジャムは大島は大島でも、周防大島産のジャム。
山口県にある周防大島で有名な「瀬戸内ジャムズガーデン」さんのジャムです。
3月頃に訪れたため、この時の季節のジャムはイチゴでした!
甘酸っぱくとろけるジャムは、いままで食べたジャムの中でも1,2を争うほどの美味しさ。素材や製法が良ければこうも違うか。思わずうなります。
また別の時期に訪れれば、違ったジャムを味わうことができるかもしれませんね。
そして最後はセットのドリップコーヒー。
こちらは、マスターの地元、調布は仙川にある「カフェカホン」さんから取り寄せた豆を使用しています。カフェカホンさんでは、自ら産地に足を運ぶ徹底ぶり。
そんなお店の選んだコーヒー豆ですから期待が高まります。
香りを吸い込み、一口含む瞬間。素人ながらにこの時が贅沢している感じで好きです。
自信を持って提供されているだけあって美味しいです。
爽やかな香りが抜けていき、非常に飲みやすかったです!
コーヒーが苦手な方でも飲めるのではないでしょうか。☕
ゆっくり過ごして満足したところでそろそろお会計。
たまたま居合わせた観光客のカップルは「雨で行くところ無くなっちゃいましたけど、ここを偶然見つけた。雨宿りがてら入ってみたらとっても素敵」と嬉しそうな様子。
ほら、やっぱりワカモノはこういうのが好きみたいです。
営業日時ですが、ご覧のとおり。
観光客の方も訪れることができるよう、土日は開いています。
また、なんで17:30というやや半端な時間なのか聞いたところ、
最寄りバス停の元町港行きが17:39らしく、それに合わせているんだとか。
(※時期によってバスの時刻表は変わることがあります)
少しでもゆっくりと過ごしてほしいという旅好きなマスターの心遣いに感銘を受けました。
大島にできた新名所ともいうべきHavCafeさん。
是非一度いらしてみてはいかがでしょうか。
次はここで読書して過ごしてみようかな。
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「HavCafe」さんはコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― モーニング娘。『Loveイノベーション』
これはリノベーションじゃなくてイノベーションなんですけどね!
たまには言葉遊びもいいかなって