鋸顎、島じゃアイツは一大勢力(大島に棲息する虫たち―ノコギリクワガタ(♂・♀)―)
令和2年8月13日。
気づくとお盆休みと言われる時期もあと残すところ半分となりました。
ちょっと夏バテ気味とも言える状況ですが、来週の週明けからは良いスタートが切れるようにそろそろ調整していかないといけませんね!
第1弾の記事はこちら。
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/04/12/125730
第2弾の記事はこちら。
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/04/23/210829
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/05/16/085455
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/06/13/134105
第5弾の記事はこちら。
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/08/10/183520
今日はメジャーな昆虫のアイツがやってきたお話!
甲虫王者バトルの幕開けか~?
TOPIC No.89
「大島に棲息する虫たち―ノコギリクワガタ(♂・♀)―」
クワガタムシと言えば、カブトムシと並んで昆虫界、
そして甲虫界を代表するメジャーな虫ですよね。
突然の残念なお知らせですが、実は、大島にはカブトムシは生息していません。
クワガタムシのみなんです。
クワガタムシの仲間は朽木の中で幼虫時代をすごすため、大昔に朽木と共に島に流れ着き、定着したと考えられています。
一方、幼虫時代を腐葉土の中ですごすカブトムシは、島まで流れ着くことが難しいこと、また、成虫が飛来してもクヌギやコナラなどの成虫が好む樹種がほぼないこと、以上のことから定着はできなかったと考えられています。
幼虫の生育環境や成虫の好む樹木の植生によって、棲息可能な昆虫の種類まで変わってくるということですね。興味深いです。
というわけでカブトムシvsクワガタムシの構図は見ることができないことが判明。
きっと小梅太夫さんなら
「カブトとクワガタの戦い見られると思ったら~
クワガタしかいませんでした~
チクショーーー!!!」とか言ってそう。
甲虫王者バトル開催ならず!!!残念。
(※戦わせるのはムシキングだけにしようね!)
昨夜はペルセウス座流星群が見頃を迎えるとのことで0時過ぎまで外にいました。
流れ星もしっかり見えましたよ~☆彡
星空に満足して家に帰ってきたところ、玄関の足元や壁を照らすとアイツの姿が!!
大島では数種類クワガタムシが棲息していると報告がありますが、ほぼほぼノコギリクワガタだそう。まさに一大勢力!!
コクワガタとかそのあたりがたくさんいると思いきや…なんですね。
ノコギリクワガタ・原名亜種 Prosopocoilus inclinatus inclinatus (Motschulsky, 1857)
北海道・本州・九州・四国・伊豆諸島(大島・利島)・佐渡島・対馬・壱岐・種子島・朝鮮半島・済州島・鬱陵島。オス24. 2mm - 77.0mm、飼育下76.8mm(2015年)、メス25 - 41.5mm。
伊豆大島では大型化する。四国・九州型では大顎は細長く、体は細い。屋久島型では大顎の湾曲が強く、赤味が強い。(Wikipediaより引用)
伊豆大島で大型化する。というのはそのとおりで、今回の個体は小さめでしたが、
なんと70オーバーの個体もいるんだとか。凄い。宝探しに近い感覚!!
たしかに去年見つけたノコは昨日見つけたのより大きかった印象。
ただこれでも中くらいなのではないでしょうか。
ん~夢がある!!!
今後も夜中に外に出て昆虫観察してみたいと思います!
これができるのも夏の夜だけ!
他の虫たちも見つけられるといいなぁ~
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― メロン記念日「夏の夜はデインジャー!」