二紋、ひっくり返って米ついて(大島に棲息する虫たち―オオフタモンウバタマコメツキ・セグロアシナガバチ―)
令和3年6月6日-7日。
夏らしい陽気になる日もますます増えてきた大島。
春から夏になる頃、つまりは虫たちが元気に活動する時期になってきました。
第1弾の記事はこちら。
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/04/12/125730
第2弾の記事はこちら。
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/04/23/210829
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/05/16/085455
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/06/13/134105
第5弾の記事はこちら。
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/08/10/183520
第6弾の記事はこちら。
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/08/13/110857
第7弾の記事はこちら。
https://kurashiisland.hatenablog.com/entry/2020/10/29/230000_3
※虫が苦手な方はブラウザバックしてくださいね。
だいぶスペースあけてます
TOPIC No.170
「大島に棲息する虫たち―オオフタモンウバタマコメツキ・セグロアシナガバチ―」
オオフタモンウバタマコメツキ
家の外壁にひっそりと休んでいたところを見つけました。
正直久々に大型の昆虫を見つけたのでびっくり興奮です。
この、オオフタモンウバタマコメツキは、甲虫目・カブトムシ亜目・コメツキムシ科の大形のコメツキムシに分類されている甲虫です。
「オオ」とついているだけあって、大きさは26-32mmと、他のコメツキムシに比べだいたい1.5から2倍ほどのサイズです。
ちなみにお隣の千葉県では、純絶滅危惧種としてカテゴライズされているようで、日本国内全体的に棲息するものの、数が減っているところもあるようです。
活動時期は6月から8月頃にかけて、主に雑木林で過ごしますが、灯火などにも寄ってくるみたいです。
ちなみに、「フタモン」は、二つの紋様があるから、
「ウバタマ」は、別のウバタマムシにフォルムが似ているからつけられています。
そして、コメツキムシの「コメツキ」ってなに?と気になったわけですが、
以下のような由来だそう。
コメツキムシは危険を察知すると、動きを止めて足も体ににくっつけ、頭の力を生かしてジャンプをして遠くへ跳ねて移動をするらしいです。この習性が、”米をつく”と言われている精米作業に似ているということからコメツキムシと呼ばれるようになったんだとか。
残念ながら、精米作業に馴染みが無いので、イマイチピンとこなかったのですが、虫の習性から名付けられる虫って興味深くて面白いですよね~
セグロアシナガバチは、膜翅目・スズメバチ科・アシナガバチ亜科の昆虫です。
市街地で見かけるアシナガバチの種類の中では最も多くみられるメジャーなハチだと思います。
「セグロ」と付いているのは、背中部分が黒いから。
基本的にはおだやかな性格で、自分から攻撃することは少ないのですが、活発な時期(7月~10月)に巣に近づいたり刺激したりすると、容赦なく攻撃してきます。
その毒性はあのスズメバチに匹敵すると言っても過言ではないものです。
生活の動線と被っていないのであれば静かに見守るか、それとも念のために駆除するか、どちらか選択すべきだと言えます。
実際、活発な時期ではないためか、これだけ近づいても動きませんでした。
「触らぬ神に祟りなし」とか「眠れる獅子を起こす」とかじゃあないですけど、ハチに限らず、危険なやつだと分かっていながら手を出すってのは止めておいたほうが人生上手く行きそうだなと、このハチのことを調べていたらそう感じました。(笑
もうそろそろ夏が来ますが、今年はどんな虫に出会えるか楽しみです。
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― ハロプロ研修生ユニット『ミステイク』