文学、残した作が語る史「伊豆大島文学・紀行散策『火の島に何を語るや』展」
令和2年12月2日。
朝はグンと冷え、朝の早起きが厳しくなってきました。
1時間くらい前からタイマーで暖房をつけておけば良いものの、省エネだったり、喉が弱かったりするもんだから、寒い部屋の中、気合で朝の支度をしています。
食生活も気を付けていますが、なんだか去年よりも平熱が下がったような。
老いなのかな…
さて、今回はこんな作品展を開催していたので見に行ってきました。という回。
TOPIC No.126
「伊豆大島文学・紀行散策『火の島に何を語るや』展」
毎月届く『広報おおしま』。その11月号を見ていたところ、こんな記事を発見しました。トークイベントは時間が合わない…しかし作品展は、」12/14まで開催しているらしい。これなら見に行けそうだと思い、訪れることにしました!
来たぞ伊豆大島文学・紀行散策『火の島に何を語るや』 詩歌・小説編に親しむ作品展。
伊豆大島には、1966円頃からの離島ブームだったり、そもそもの雄大な自然に惹かれたりと、多くの文学者が訪れたものです。
だいぶ前の記事で紹介した藤森 成吉 氏もその一人。
その他にも、見慣れた文学者の名前も。
当時の大島ではロバやラクダを飼い、観光客向けの遊覧を行っていました。左上の写真はその1枚のようです。
この方は高浜虚子と正岡子規が選者となった俳句雑誌『ホトトギス』において客観写生を学びつつ、ニーチェの持つ西洋的思想も併せて、自身の作風を打ち立てようとしていた俳人です。
やはり彼も三原山を基とする「火の島」(大島)に惹かれたようですね。
特に三原山や波浮港は、文学者の心や感性を突き動かすものがあるらしく、多くの方によって詩歌が読まれています。
他にも、こんなものも(とても貴重だと思います)
こちらはいわゆるガイドマップ。よく見ると昭和5年(1930年)と書いてあります。
まだガイドというよりは、なんかこう、日本画みたいな雰囲気。
これはこれで良さはありますけど。
こちらはもう少し後の時代のでしょうか?
右下に、昭和14年版と思われる。と書かれていました。1939年か。
太平洋戦争よりか前なんですね。
ここまでくると現代と大差ないほど正確で分かりやすいですね!
うわー貴重なものばかり!全部持ち帰って読みたいくらい。
これを読めば、さらに知識を深めることができそうなのに…!
きっと、かつて島を訪れた文学者たちは、この本にまとめられてるような「歴史」を「今」として体感したのでしょうね。
現代の我々が感じることのできない情緒や風景がまだそこには残っていたのだと思います。
どうやら『伊豆大島文学・紀行集』シリーズというものが全4巻販売されているようです。ちょっと買ってみようかな。
では、明日も頑張っていきます。🐟