秀歌、力強い声に恋の歌(楽曲『アンコ椿は恋の花』歌碑)
令和3年1月6日。
波浮港は、その火口湖由来の珍しい風景、そして栄えた港ということもあり、様々な映画、小説や名曲の舞台になってきました。
以前には川端康成『伊豆の踊子』のことを交えながら紹介したこともありました。
今回は波浮港を舞台にした名曲の紹介です。
TOPIC No.139
「楽曲『アンコ椿は恋の花』歌碑」
今では知らない人々はいないあの大物歌手、都はるみさんが歌った曲。
星野さんは、水前寺清子さん『三百六十五歩のマーチ』、小林旭さん『昔の名前で出ています』など、数々の名曲を生んでいる方です。
一方市川さんは、大川栄策さん『さざんかの宿』、城みちるさん『イルカに乗った少年』などの曲で知られる方です。
1964年10月5日に発売されたので、リリースから60年近く経つのですね。
この曲は彼女にとって初めてのヒット曲であり、ミリオンセラーとなったそうで、
第6回日本レコード大賞の新人賞を受賞しています。
舞台になった波浮港を世間に広めてくれた曲の一つです。
『アンコ椿は恋の花』
三日おくれの 便りをのせて
船が行く行く 波浮港
いくら好きでも あなたは遠い
波の彼方へ 去ったきり
あんこ便りは あんこ便りは
ああ 片便り
三原山から 吹き出す煙り
北へなびけば 思い出す
惚れちゃならない 都の人に
よせる思いが 灯ともえて
あんこ椿 あんこ椿は
ああ すすりなき
風にひらひら かすりの裾が
舞えばはずかし 十六の
長居黒髪 プッツリ切って
かえるカモメに たくしたや
あんこつぼみは あんこつぼみは
ああ 恋の花
歌の中身としては、東京の方に出てしまった愛する人との別れを惜しむ歌になっています。ただ、メロディ、歌詞そして都はるみさんの力強い歌声によって、どこか明るささえ感じる曲です。一度聴いていただきたいです。
また、歌のリリースだけでなく、リリース翌年の、1965年4月10日、松竹により同名の映画が公開されています。
曲、映画ともに大島を題材に展開されており、何と言いますか、大島を、波浮港を有名にしてくれてありがとうという気持ちになりました。
波浮港見晴台にいらした際には、歌碑を見て頭に曲を浮かべ、目の前に広がる港の風景を味わってみてはいかがでしょうか!
歌謡曲って今聴くと沁みるな…
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『アンコ椿は恋の花』歌碑(波浮港見晴台すぐ近く)はコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます!🐟
本日のハロプロソング ― つばきファクトリー『気高く咲き誇れ!』
いつかつばきファクトリーを椿が有名な大島に招致したい…