八幡、源氏の治めた跡ありて(岡田八幡神社)
令和2年11月16日。
今日は「国際寛容デー」です。平成7年同日に、ユネスコ総会で宣言が出されました。
国や文化などの多様性に目を向けていこうというものですが、オリンピック・パラリンピックの開催を来年度に控えた我々も、より一層意識していかなければならないのでしょう。
島にも多くの外国人が来るのかな?
TOPIC No.121
「岡田八幡神社」
岡田港から歩いて5分ほどの場所に社を構えるのがこの八幡神社です。
こちらの御祭神は源為朝。これまで何度か紹介してきましたが、かつて大島を収めた大英雄です。
まずは岡田港から歩いてみます。一峰さんの間の道から、奥に入っていくと、
分岐する道で小さい看板で方向が案内されています。(本当小さい)
さらに、進むとご覧のとおり、さらに看板が(草木で見づらい)
と、案内看板にチクっと文句をいいながらもう到着です。
民家の軒の間に、突如として現れる石畳の参道はまるで異世界への通り道かのようです。
ちなみに鳥居の手間に見えるのは、おそらく神橋(神社の境内や神殿に架ける橋で人と神の領域を分けるもの)でしょう。
ここで説明を読んで勉強。
岡田には、鎮西八郎源為朝の伝承が多く、この神社も為朝が建立したと伝えられている。
御神体は保元の乱に敗れた為朝が大島に配流された際に奉じて来た「九重の巻物」であると言われ、氏子は「開かずのお箱」と称して開けると目がつぶれると言い伝えられている。
一月十五日実施される「岡田八幡神社の正月祭」で奉納される「天古舞」は、若衆が、ハッピ、股引姿で梃子を用いて、木遣りに合わせて舞うもので、昔為朝がテコを用いて溶岩を取り除いた縁起によるもので、全国的に例のない珍しいものです。
昭和三十三年東京都無形文化財に指定された。
平成四年三月
冒頭でも紹介したとおり、源氏に縁のある神社のようです。
歴史には明るくありませんが、調べた限り、源氏の家紋で間違いないかと。
ではさっそく一礼して鳥居をくぐります。
奥に進めばもうすぐそこに本殿はありました。
今まで訪れた神社に比べると比較的手入れがされている印象を受けます。
例えば、高欄が丁寧に朱色に塗られていたり、注連縄もまだ色鮮やかだったりと綺麗です。
お参りをすれば、源氏の力を授かる!なんて漫画やゲームみたいなことはありませんが、初めて訪れたので、心を込めて二礼二拍手一礼。
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余談ですが、案内に書いてあった神社の祭礼は1月6日に為朝の故事に由来する「弓引きの神事」から始まり、1月15日には「本祭り」にて「手古舞」と若衆の「手踊り」が奉納されるそうです。
祭の様子はこちらから!
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長年続く伝統的神事とコロナ対策、どちらが優先されるのでしょうか…可能であれば是非見てみたいものですが。今後も動向が気になるところです。
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さて、明日も頑張っていきます。🐟