漁飯、ギャングも煮込めば美味になる(浜のかあちゃんめし)
令和2年11月15日。
最近、仕事の関係で岡田に行くことが多く、昼休憩も無しに出向くことが多い筆者は、半ば空腹状態で、昼下がりに限界を迎えることもしばしば。
この日は少しスケジュールに余裕があったので、遅めのお昼をとるべく「漁協協同組合売店に併設された食堂「浜のかあちゃんめし」を訪れてみました。
TOPIC No.120
「浜のかあちゃんめし」
店舗を外から覗くと、空席が。
お昼のピークが過ぎ、しかも平日であるせいでしょう。これは絶好のチャンス。
なぜならば、港から徒歩0分圏内に位置しているため、いつもであればほぼ満席だからです。
※出帆港が元町港の場合は、火曜・水曜が休みです。注意!
店頭に置かれたメニュー表でまずは品定め。
大島の特産であるべっこうや、明日葉を使ったメニューが目立ちます。
その中にふと目に飛び込む「うつぼ」の3文字。
あれか、海のギャングって呼ばれているあのうつぼか!
たしかに釣り針に食いつけば釣り人を困らせるし、そこらへんの生き物なんでも食べるし、結構暴れん坊なイメージ。
そんなうつぼですが、食べたことはないかも。せっかくだから食べてみたいと思い、
うつぼ丼か、うつぼ天丼どっちかにしようと決め、店内へ。
「いらっしゃーい!」と明るい声の漁協のママさんたち。
注文する前に、ちょっと質問してみました。
魚「うつぼ丼とうつぼ天丼、迷ってるんですけどどんな違いですかね?」
ママ「うつぼ丼は煮込んであるからよく味が染みてるし、骨までやわらかく食べられるよ!うつぼ天丼はサクサク衣で食べられるけど、骨は残ってるんだよね~。だからうつぼ丼の方がいいと思うわよ」と貴重なアドバイスが。
メニューが来るまで店内を見回していると、うつぼの豆知識が。
「嫌われ者のウツボ君は栄養満点で精力UP 女性は若返っちゃう魔法の食材です!」
どうやらうつぼは、アルギニン、コラーゲン、カルシウムや鉄分など、様々な栄養が豊富で、昔から漁師の間では重宝されているそうです。良いとこあるじゃん!!ウツボ君。
そうこうしているうちに、うつぼ丼が運ばれてきました。
おおぉ!!見てください!
煮込みに煮込みつくされた雰囲気が伝わる丼の上!
さっそくひと口いただきます。
ああ~美味しい!味がしっかり中まで染みていて、その上、口に入れたらほろっと崩れていくパターンのやつですこれ。いやぁ美味しい。
また、うつぼ独特の風味である若干クセのある苦みもたまらないです。
骨もこんなかんじ。
ふにゃっと簡単に噛み砕けるほどの柔らかさ
にまで煮込まれていました。
これでカルシウムも摂取できるということか…すごい。
意外にも美味しいうつぼ丼、あっと言う間に完食です。
ごちそうさまでした~
「浜のかあちゃんめし」は岡田港のすぐ近くなので、船の出発前に寄ってみてはいかがでしょうか?おすすめです!
今度はうつぼ天丼頼んでみようかな。
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「浜のかあちゃんめし」はコチラ!☆
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さて、明日も頑張っていきます。🐟