冒険、無名の道を往く(王の浜の裏には)
令和3年4月14日。
出不精、怠け、だらだら。
春になっても体を動かそうとしない者がここに一人。
たまには体を動かそうと思い、ふと人気の少ない王の浜までやってきました。
本来であれば浜に行くのは右下に下ればよいだけの話。
しかし、この日はなぜか左に抜けられる道を見つけてしまったのです…
番外編 No.12
「王の浜の裏には」
獣道とは思えないほどの、人が通るような道。
だいぶ奥まで繋がっているようなので、興味本位で進んでみることにしました。
抜けたその先、右側には
波の音が聞こえるとおり、海が広がっていました。浜に降りるよりも少し高台から見渡せるポイントです。
海に見とれながら前に踏み込むと
危なっ!!!!!!
道が無い!!
下まで滑り落ちました。死ぬかと思いました。
幸い擦り傷程度で済みました。奇跡です。
見上げると、ロープが上から垂らされており、誰かが何かをするために設置した様子です。
ただその先を見てもまだ奥に道が続いているだけで何かあるわけではないようです。
もしかして自然薯堀りとか?
徐々に地面がぬかるんできました。
大島には川は無いので、おそらく前日の雨水溜まりかと思われます。
と、程無くして眼前に広がったのは!
おおーーー…すごい!!叫べば声が反響するような木々の大空間が現れました。
いわゆる森林浴ってものができてしまいそうです。
地層とは異なり、縦に線の入った岩場に囲まれていました。
まるで何かの彫刻や古代建造物かのよう。
この岩場にも苔が生えていて、視覚的に癒されます。
足元を見ればなんと春先の便りを告げるフキノトウが顔を出していました。
(※散策日は3月中旬です。)
さらには雨水溜まりにはなんとカエルの卵が大量に。足の踏み場が無いくらいに産みつけられていました。
ここからどれだけが大人になれるんでしょうね。
ちなみにヒモ状の卵は、ヒキガエルの卵だそうです。
もう少し時期が経てば、路上にたくさんのヒキガエルが出てきます。
皆こんなところから上まで登ってきているのか!偉いなぁ
浜の裏に広がる異空間。
思わぬ大冒険を通して癒しと春の便りに出会い、大きな達成感と充実感を感じた一日でした。
これからもケガしない程度に散策をしてみたいです。
そう、ケガ。ケガしない程度に…気を付けます。
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― GREEN FIELDS『春は来る』