犬槙、巨木たちは背を伸ばし(春日神社のイヌマキ群叢)
令和3年6月14日-16日。
「関東甲信、梅雨入りするってよ。」
2021年、各局のニュースで報じられました。
6月14日が今年の梅雨入りと思われる、とのこと。
たしかにそういえば、さらに梅雨らしく蒸してきたかな?
エアコンの手入れもしっかりしておかないと…
さて、前回の記事で紹介した春日神社には天然記念物が存在します。
今回はそちらにスポットを当てて紹介。
TOPIC No.173
春日神社の境内に自生している大小100株以上のイヌマキの林が昭和33(1958)年に春日神社のイヌマキ群叢として東京都の天然記念物に指定されている。最大のものは社殿の右手にあり、目通り幹囲5.5m、春日神社の神木とされている。春日神社のイヌマキ群叢は、スギが2割、その他は単木が数種混じり、イヌマキは幹回り90cm以上のものが群生している。大島の自然林の主要な構成主であるスダジイが一本も見受けられない。このような巨木となったイヌマキだけが優占する林は日本でも珍しく貴重である。
前回紹介した説明看板にもありましたが、ここには、100株以上のイヌマキが生えているようです。その数もさることながら、これだけの巨大なイヌマキが多く生える林はレアケースなんですね。
春日神社の説明看板とは逆の方向に、この「イヌマキ群叢」について書かれた説明看板が別にありましたので、読んでみます。
大小合わせて約100株を越える。最大のものは社殿の近くにあり神木とされている。これは目通り幹囲5.51m、その他にも幹囲3m以上のものが特に多くみられる。保存状態は良好で、群叢として一括指定した。指定地域面積は5,074.4㎡。沿革については詳らかになし得ない。
イヌマキはマキ科に属し、暖地の山林に自生する常緑樹。普通幹は直立して高さ20mにも達する。雌雄異株、5月に開花し、種子は緑色で、果托は暗赤色に熟し、甘く食用になる。
これがイヌマキの群叢です。
天然記念物の風格、圧巻です!
首の可動域だけでは先が見えないほど真っすぐ高く空に向かって伸びるイヌマキたち。
ここまで育つのにどれほどの歳月をかけてきたのでしょうか。
もともと風に強い樹木なので、風の強い大島でも生きていけるとは思いますが、それでもこんなに育つとは。自然の力なんだなぁとしみじみ。
日本国内でも類を見ない貴重な群叢だからか、
普通の森林よりも神秘的なひと時を過ごすことができました!
是非ともこの先も守っていきたいものですね。
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さて、明日も頑張っていきます。🐟