この島の平和を本気で願ってるんだよ!-伊豆大島日記-

食べ物と生き物と自然とハロプロが好きな社会人による伊豆大島暮らしの日常

薬師、静かに佇む本尊とおびんずるさま(薬師堂)

令和3年2月1-6日。

 

2月になりました。

寒さも残りますが、花粉の時期が近付いているような気がします。

去年は2月の中旬あたりに、何を勘違いしたのか、島なら大丈夫だと高を括り、山登りした結果鼻水が止まらなくなった辛い記憶がよみがえる…

島にもちゃんとスギはあります。

 

 

出張で島と内地を行き来することが増えてくる時期ですが、

あと2か月、頑張ります。

 

今回はずっと気になっていた小さなハイキングコースを訪れてみることにしました。

 

TOPIC No.148

「薬師堂

ハイキングコースの目的地は、「薬師堂」と「溶岩流」。

この2つを目指しながら歩きます。

 

まずはスタート地点に。

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元町から野増方面に下る一周道路沿いに入口があります

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うわ昼だってのに奥は真っ暗だぞ

 

落ち葉が敷き詰められた道(道じゃないかもしれない)をひたすら登ります!!

 

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意外と急な登り。足場は悪いので滑らない靴を履きましょう

ひたすら登っていくと左に折れる道が出てきます。

ここを曲がればあと少し!

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もう少しで薬師堂

 

説明看板がありました。

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薬師堂 説明看板

薬師堂

 大島の子文書『天明九年・伊豆國大嶋差出帳』には、当時の大島に「崇社合三拾七社」とし、その中に「蔵王権現薬師十二神、新島村、正月四日・五日・八日の三度祭礼仕来候」とある。この蔵王権現薬師十二神が一般に「薬師堂」まあたは「薬師様」と呼ばれ、現在は吉谷神社の飛地境内社とされている。

 創祀は吉谷神社に先行すると考えられ、全島的な信仰を対象として重きをなしてきた。明治初年ごろまで、全村による祭礼が行われていたと伝えられる。

 本尊の「薬師如来」は、人々の病苦を救い、本堂外棟に安置された「おびんずる様」は特に眼病に霊験あらたかということから、今でも正月八日には多くの信者が参詣している。なお、薬師堂を称し「おびんずるさま」と呼ぶ人も多い。

 この薬師堂には三十数本にのぼる木像が収蔵されていた。その中の、観世音菩薩立像一体、地蔵菩薩立像一体、兜跋毘沙門天立像一体、四天王立像四体の計七体は東京都重要文化財の指定をうけている。いずれも桧材一木造り、平安時代藤原期(794-1185)の作で、国宝級のものと言われている。

(以下略)

 

kurashiisland.hatenablog.com

元町にある吉谷神社よりも創祀(祀ることをはじめた年)が先とのことですが、

吉谷神社自体創祀がいつごろか不明なので、どれくらいか比較しようがないんですよね…

 

それはさておき、薬師如来は病苦を救うものとして信仰対象となることは知ってはいましたが、この「おびんずるさま」というのは初めて知りました。

果たしてどんな仏さまなのでしょう。

この看板よりさらに奥に薬師堂はあるようなので、進みます。

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看板をあとにし、さらに奥へ

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あっ 見えてきた!

ほどなくして見えてきました。

手前に見えてきたのは門のような役割でしょうか。

この先にありそうです。

 

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薬師堂につきました

あった!!!!!!!!!!

 

凄い…森の奥の奥まで進んだ甲斐がありました。秘境というか聖地というか、

そんなひっそりと、そして神聖な佇まいに思わず呼吸が止まります。

 

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びんずるさま

 

こちらが「おびんずるさま」

お釈迦様の弟子の一人で、元々の名は「賓度羅跋囉惰闍(びんどらばらだじゃ)、ピンドーラ・バーラドヴァージャ」と言います。名前の意味は「不動、利根(生まれつき賢いという意味)」です。

略称は「賓頭盧尊者びんずるそんじゃ)」であり、そこから現在のように、びんずるさまと呼ばれているようです。

日本ではこの像を堂の前に置き、撫でると除病の功徳があるとされ、なで仏の風習が広がっているようです。全国にあるうちの一つなのですね。

調べてみたところ、東大寺大仏殿の前にあるおびんずるさまが有名らしいです。

 

たしかに左側には、“縁側でみなさんをお守りしてくださるお医者さま「なで仏」”と書かれていますね~!

 

こうして出会えたのも何かの縁。

これからの健康を願いつつ、撫でさせていただきました。

健康に過ごせると良いな!!!

 

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「薬師堂」はコチラ!

駐車は大島町椿公園の駐車場にすると一番近いです!

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さて、明日も頑張っていきます。🐟

 

 

本日のハロプロソング ― Juice=Juice『禁断少女』

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