龍音、海を背にして安航祈願(龍音様)
令和3年1月16-17日。
1月17日は「防災とボランティアの日」。
1995年の阪神淡路大震災が発生した年です。たしかこの震災を契機に、被災地ボランティア活動が盛んになった、発展したと言われていたかと思います。
当時小さかった筆者は、今でも親から、「あの時はね、あんたがぐっすり寝てる頃にテレビですんごい悲惨な映像が流れてたんだよ」と言われます。
(そりゃまだ赤ん坊だったからな!寝てて当たり前だよ!!)
記憶に新しい東日本大震災の時もそう。日常とはかけ離れた鮮烈な光景は恐怖心ゆえに強く記憶されますが、いつまでも忘れないように、日々防災やボランティアのことを意識していきたいものです。
さて、今回は龍王崎周辺の散策記事のラスト。
龍王崎灯台の先にまだ続く道を見つけ、さらに先へ行くことにしました。
TOPIC No.145
「龍音様」
藪の道なのですが、妙に踏み固められていて人の通りがあるようです。(名推理
獣道ではない太さ。
いやぁでも本当に何にもなさそうだぞ…
なんと突き当たりは分かれ道。
でもその先には海。間違いない!何かある。
鳥居か何かがあったのでしょうか?
素材は木なので、相当昔なのか、壊れたまま放置のようです。
ちょっと!!さすがにほったらかしすぎません!?なんかバチあたりそうだけど…
ただ、これでここが元は鳥居だったことは確信に変わりました。
このまま道なりに下っていくことにします。
さらに下へ。
不安と期待が高まります。
この辺りは地図で見ても道が出ていないので、未知の探検気分で面白いです。
残念ながらここで行き止まり!
何にもないのかとがっかりしながらも、せめてギリギリまで行って海を撮って帰るかぁともう少し進んだ瞬間、
なんと急に現れたのは立派な鳥居!
やっぱりさっきの壊れていたやつは鳥居だったんだ!!
(後日職場で詳しい人に聞いたところ、確かにあそこには鳥居が建っていたのですが、今では壊れてしまっているとのこと。ただ、基本地元の人しか来ないから直してないんそうです。)
鳥居の基礎に刻まれているのですが、これは波浮港船主会により寄贈されたものです。
というのも、ここでは毎年正月に地元の船舶所有者が集い、安航祈願を行うんだとか。
ちなみに今年はコロナの影響で中止になってしまったと聞きました。
他にも地元の方々がいらしている様子です。
私も少しばかりですが、賽銭として納めました。
海を背に、大島に所在する船の安航祈願を。
龍音様の訪問を最後に、歴史と自然が凝縮されたこの龍王崎エリアを後にしました。
ここまで30分ほどのわずかな時間でしたが、多くの知識、刺激を得た時間でした。
是非訪れてみてくださいね。
ーーーーーーーーーーーーーー
「龍音様」はコチラ!☆
ーーーーーーーーーーーーーー
さて、明日も頑張っていきます。🐟