この島の平和を本気で願ってるんだよ!-伊豆大島日記-

食べ物と生き物と自然とハロプロが好きな社会人による伊豆大島暮らしの日常

掘削、町を守るために(元町橋―工事中の様子12.09時点―)

令和2年12月9日。

 

広島に行った同僚から、もみじ饅頭を貰いました。

旅行を控えている分、こうしたお土産はとても嬉しいです。

もみじ饅頭、美味しいんですよね~!

 

 

 

さて、今回は工事中の橋のお話。

TOPIC No.130

「元町橋ー工事中の様子12.09時点ー

元町や岡田方面へ移動する際には必ず通る場所が「元町橋」です。 

 

平成25年の台風第26号により、この元町橋を含め、それより上流に位置する区画が大規模な土砂災害が発生しました。

外輪山中腹が幅約950mにわたって崩落し、土石流が発生した。土石流は西に向かって沢に沿うように河口部まで流れ、被害は長さ約1,200m、範囲は約114万㎡に及んだ。この土石流は、元町神達地区や元町三丁目といった集落を飲み込み、36人が死亡、22人が重軽傷を負い、3人が行方不明となっている。

Wikipediaー平成25年台風第26号ーより引用

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災害当時の航空写真

当時の写真ですが、道路が見えなくなっています。

右下から左側にあるガソリンスタンドへ向かって道路があったのですが…

これだけ土砂と流木で埋まってしまったのですね…言葉を選らばず言えば、エグイ光景です。

 

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当時の道路の様子がGoogleMapに残ってました 奥がガソリンスタンド

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当時の元町橋は本当に短くて小さかったことが分かります

 

その元町橋含めその付近の工事中の様子を写真に収めてきました。

以下、工事中の風景です。

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当時土砂が覆った部分を掘削し、雨水や土砂の通り道を確保している

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こちらは1枚目と逆側。海に抜けていく方

画像奥から橋のところまで掘削されて、橋げたの下を抜け、海に出るようになっています。ちなみに1枚目の画像の奥の山は、三原山中腹です。あの方角から土砂が来たということになります。怖い…

 

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上から見下ろすとだいぶ深いです

今深く掘られている位置にもたしか住宅があったはずです。災害を経験した後、住む場所を変え、ハード面の工夫を強いられるのは、住民も行政も苦しいことです。

ただ、命を第一に考えた時に出る答えはこれしかないのだと、教訓を生かすにはこうすべきだと、あの時の悲劇を繰り返さないために官民一体で取り組んでいるのだなと感じました。

 

工期は当初、令和3年2月末頃だった気がします。

この日、現場監督さんにお話を伺ったところ、2月末頃→5月頃まで延びてしまうそうです。電線処理等で想定以上の期間を要したから、と仰っていました。

 

そうか、年度内には終わらないんだなぁと思いつつも、未曽有の大規模工事だからこその苦戦はあるよなと納得。安全に工事してくださっている方々に感謝です。

 

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気づけば夕方

振り返れば海に沈んでいく夕日が綺麗でした。

当時の住民の方々はこんな景色を眺めている場合ではなかったと思います。

この工事によって、近隣に住む皆さんが夕日をゆっくり眺められる余裕があるくらい、安全安心な区画になればいいなと願っています。

 

また完成したらに記事にしたいです。

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「元町橋」はコチラ!

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さて、明日も頑張っていきます。🐟

 

 

本日のハロプロソング ― 真野恵里菜この胸のときめきを』