黃麂、愛されど哀?(キョン(黃麂))
令和2年10月8日。
台風が近づく中、仕事はいつもどおり続きます。ただ、発電機の場所の確認や、ブルーシートの在庫確認など、改めて行い、職場全体で台風に備えています!負けないぞ!
今日は可愛いけど厄介?な動物を紹介。
TOPIC No.110
「キョン(黃麂)」
「キョン」という名前の響き、初めて聞いた時、「深キョン」…「キョンキョン」…「キョンシー」…どれのことだろう?と思いました。残念ながらどれも違っています。
キョンは中国原産のシカ科の動物です。見た目はこのとおりとってもキュートなやつなんです。
…でも鳴き声は全然可愛くない!!
しかも!こいつの繁殖力が尋常じゃないんです。
島民は長いことキョンの食害に悩まされているわけなんです。
こんなかんじで普通に路上にいます。
これは島民から聞いた話ですが、車で走行中、轢いてしまうこともよくある話。当たりどころが悪いとその衝撃で車の方も廃車になってしまうとか。
そもそも、なんで中国原産のキョンが、日本列島を超えてこの大島で繁殖してるんだ?という疑問に行き着くのですが、その答えは動物園にありました。
歴史をさかのぼり、時は昭和45年。
都立大島公園の動物園で飼育されていましたが、台風により壊れた柵から十数頭が逃げ出し、天敵になる動物がいなかったために、瞬く間に繁殖し、住み着いてしまった。
という背景があります。
そこで、現在では都と町が総力を挙げて野生の個体数を減らしていく活動をしています。対策会議を設けるだけでなく、「キョンとるず」なるチームも結成し、捕獲及び殺処分に取り組んでいるようです。
・キョンとるず結成のニュース
・キョン対策
残念ながら、令和元年度においては台風により捕獲罠や柵が損壊したこと、まずは町内のインフラや住宅の復旧を優先したため、捕獲数はやや減っています。
自然増加数に匹敵する個体数は確実に捕獲しているため、増加には歯止めがかかったと考えているようです。
いよいよここからは減少へ転じていくのでしょうか。
今後の対策強化が期待されますね!
だいぶネガティブな紹介になってしまいましたが、本当に見た目は可愛いやつなので、増えすぎて厄介なやつ扱いされるのもちょっと可哀想にも思います。
ただ、これ以上自然植物や農作物への被害を深刻化させるわけにはいかないので、無理もないです…
とはいえ、大島公園の動物園では、柵の中にいるキョンを見ることができますので、可愛い姿は是非見ていただきたいです!
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さて、明日も頑張っていきます。🐟
本日のハロプロソング ― モーニング娘。'19「I surrender 愛されど愛」