この島の平和を本気で願ってるんだよ!-伊豆大島日記-

食べ物と生き物と自然とハロプロが好きな社会人による伊豆大島暮らしの日常

井戸、水がつたいて古きを伝う(元町のはまんかぁ)

令和2年6月8日。

暑いです。ジメジメしています。

ここ、大島だけでなく他の地域も皆さん暑かったのではないでしょうか?

そろそろ水分補給もこまめに心掛けて、熱中症対策していかないといけないですね!

気を付けていきましょう~

 

さぁ、今回はこんな遺構を紹介します。

 

TOPIC No.46

「元町のはまんかぁ」

 

こちら、大島町指定文化財にも選ばれている遺構です。

どういった点に文化財的価値があるのでしょうか。

というか、そもそもこの碑が示す、文化財ってどこにあるんでしょう。

さっぱりです。

この右奥の広場にあるのかな…

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一体どこにあるんだ、はまんかぁ!!

 

そこら探してもそれらしいものは全く見えないので、

早々に諦めて、文化財の説明看板を読んでみました。

 

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はまんかぁの説明

「はまんかぁ」(浜のかわ)

 

 大島では水の出るところを「かわ」、「かぁ」と呼び、このような海に近い井戸を「浜のかぁ」、「浜んかぁ」と呼んでいる。

 大島は火山島のため水の浸透性が高く、地表を流れる川も湖もない。そのため大切な水の確保には昔からどの集落でも苦労してきた。飲料水用の「湧水」も各集落で2~3ヶ所は確保していたが量は非常に乏しく、飲料水の不足を補うための雑用水の確保のために、今から170年ほど前にこの井戸が掘られた。しかし、水質は海に近いために若干の塩分を含んでおり、主に家畜用、掃除、風呂等に利用された。

 各家には飲料用と雑用の二つの水壺があり、生活のために毎日朝・夕には飲料用の水源やこの井戸から、木製の「水桶」で何度も井戸と家を往復して水を運ぶ。その重労働は女性の役目であった。頭の上に水の入った桶を載せて運ぶ姿は、大島の女性の風俗として絵葉書や一刀彫のモデルにもなり、全国に知られる「あんこ(姉こ)」の原型となった。

 島内で現存する「浜の井戸」はこの井戸だけであり、内部の深さは水面まで約4m、海岸の丸石を漆喰で積み上げて円形に築かれ、当時のままの姿を留める高い技術には驚くばかりである。

 平成三十年三月二〇日 大島町教育委員会

 

まずはまんかぁって何よって思っていましたが、読んで納得。

はまんかぁ…

はまんかわぁ…

はまのかわー…

浜のかわ=井戸。方言に近いものと言うべきでしょうか。

 

 ん?井戸ってことは地面にある…?

もしやと思い足元に目をやると…

 

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もしかしてこれ…?

あっ なるほど!!これか!!

これじゃないですか???

読みながら普通に踏みつけていました。ごめんなさい。

 

 

引きの写真を撮ってみるとそれっぽさ増しますね。位置的に。

きっとこれが"はまんかぁ"です。

他の地域にもあるらしいので、探しに行ってみます!

先人たちの生きた証をまたひとつ発見できて勉強になりました!

 

 

 

さて、明日も頑張っていきます。🐟

 

 

本日のハロプロソング ― つばきファクトリー「表面張力 ~Surface Tension~」